松本駅に設置された512色表示できる電光掲示板=22日

松本駅に設置された512色表示できる電光掲示板=22日

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松本駅の電光掲示板、カラフルに 路線名など色で識別

信濃毎日新聞(2016年12月23日)

 JR東日本長野支社(長野市)が、512色が表示できる発光ダイオード(LED)の電光掲示板を県内駅で初めて松本駅(松本市)構内に導入した。列車の発車時刻や行き先などの表示用で、赤、オレンジ、緑の3色表示だった従来設備を更新。路線名や普通、快速といった違いも色で識別できるようになった。

 新たに導入されたのは改札付近やコンコースの8台。普通列車はこれまで発車時刻、行き先、番線が全て同じ色で表示されていたが、表示色が増えたことでデザインを変更。白い文字表示の「普通」の背景色を、路線により中央東線は青、中央西線はオレンジ、大糸線は紫と変えた。

 新たな電光掲示板の導入は、JRグループや県内自治体などが来夏に展開する大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」を控えて実施。「広域観光ルートの拠点駅としての利便性を向上させる」(長野支社)狙いで松本駅を選んだ。来年1月下旬には各ホームにも置く予定で、ほかの県内駅への設置は未定。

 通学でほぼ毎日駅を利用するという諏訪市の松本大2年北原伸太郎さん(20)は「見やすい。路線ごとに色が違うので便利」と話していた。

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