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軽井沢―妙高高原、定期の直通観光列車 しなの鉄道が検討

信濃毎日新聞(2017年1月8日)

 県出資の第三セクターしなの鉄道(上田市)が、しなの鉄道線の軽井沢駅(北佐久郡軽井沢町)から北しなの線の妙高高原駅(新潟県妙高市)までの定期直通運転を2017年度内に始めようと検討していることが7日、分かった。集客力がある軽井沢地域を起点とした沿線観光事業を強化し、長野―軽井沢間で運行中の「ろくもん」に次ぐ定期観光列車を走らせる方針だ。

 現在、軽井沢―妙高高原間を結ぶ定期列車はない。同社は、軽井沢町に年間840万人の観光客が訪れ、このうち約8割が日帰りと分析。15年3月の北陸新幹線(長野経由)延伸に伴い開業した北しなの線(長野―妙高高原間)で「北信濃エリアの観光を提案できる利点」を生かして、軽井沢の観光客を沿線に呼び込み、しなの鉄道の利用を促す。

 同社は17年度中をめどにリクライニングシートの車両を導入する予定。平日はこれを小諸―長野間の有料通勤ライナーとして利用し、週末に軽井沢―妙高高原間で直通運転する。途中駅の牟礼駅(上水内郡飯綱町)ではワイナリー(ワイン醸造所)訪問、黒姫駅(同郡信濃町)では自然体験や農産物収穫と組み合わせ、軽井沢を訪れる客層が好みそうな企画を打ち出す。

 15年11月から、ろくもんで黒姫駅などへ乗り入れ、周辺をバスで観光する「クルーズトレイン」を運行し、好評という。新たな定期観光列車を含め、今後も鉄道とバスを組み合わせた企画を拡充する考えだ。沿線各駅から目的地までの二次交通を確保するため、地元のバス・タクシー会社との連携も強める。今年10月には軽井沢駅の「駅ナカ」(改札内)に鉄道車両を並べたテーマパークの開業も予定し、駅の集客強化も図る。

 玉木淳社長(46)は「日帰りで軽井沢だけを訪ねるのではなく、沿線に足を延ばして宿泊する楽しみ方を提案したい」と話している。

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