「稲倉の棚田」の歩くコースを下見する井出さん(左)と石井さん

「稲倉の棚田」の歩くコースを下見する井出さん(左)と石井さん

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歩いて眺めて「稲倉の棚田」 上田のホテル、ツアー企画

信濃毎日新聞(2017年2月18日)

 農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれている上田市殿城の「稲倉(いなぐら)の棚田」を歩く初めての観光ツアーが4月から始まる。ウオーキング用ポールを使う「ポールウオーキング」をしながら棚田の風景を楽しむ。上田市鹿教湯温泉の「斎藤ホテル」が企画した。地元の関係者は「棚田を残すためにも、多くの人に景色を見に来てほしい」と参加を呼び掛けている。

 ツアーには、健康運動指導士の井出翔太さん(28)=上田市鹿教湯温泉=がトレーナーとして加わる。参加者は、井出さんにポールの使い方を教わりながら棚田を歩く。棚田は約80メートルの標高差があり、参加者の体力に応じてコースを決定。井出さんは「体力のある人は棚田の高低差を楽しめるし、体力に自信のない人はゆっくり歩いて棚田の景色を満喫できる」と魅力を説明する。

 稲倉の棚田は「日本の棚田百選」に選ばれた1999年から、本格的な保全活動がスタート。荒廃地もあったが、回復が進み、昔懐かしい風景を見ようと観光客が訪れるようになった。稲倉の棚田保全委員会は観光客向けに、棚田近くの休憩所に無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」を整備したり、冬にはイルミネーションで棚田を彩ったりと、棚田を観光資源として生かそうと活動してきた。

 保全委員会事務局長の久保田良和さん(67)は、初めての観光ツアーについて「歩きながら、広大な棚田を保存する努力も感じてもらえればうれしい」と期待。保全委員会広報・営業担当で、市の地域おこし協力隊員の石井史郎さん(54)=上田市殿城=は「都会の人は感動するはず。ぜひ見に来てほしい」と話す。

 ツアーは半日で、4月2日から9月29日までの毎週水、金、日曜日で、午前と午後を選べる。稲倉の棚田のほか、東御市本海野の旧北国街道海野宿も訪れる。料金は4200円。希望日の5日前までに予約が必要。参加者2人以上で実施する。問い合わせは斎藤ホテル・バーデンツアーズ(電話0268・44・2241)へ。

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