舞台あいさつで記念撮影する天龍さん(右)と勝山市の松村副市長=19日、福井市の福井コロナシネマワールド

舞台あいさつで記念撮影する天龍さん(右)と勝山市の松村副市長=19日、福井市の福井コロナシネマワールド

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「天龍魂」銀幕で熱く 福井で舞台あいさつ、ファン興奮

福井新聞(2017年2月21日)

 福井県勝山市出身の元プロレスラー、天龍源一郎さん(67)=本名・嶋田源一郎=は19日、自身の引退前を追ったドキュメンタリー映画「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎」の上映に合わせ、福井市の福井コロナシネマワールドで舞台あいさつを行った。久しぶりに戻った故郷で「(皆さんも)この映画を見てあすのエネルギーにして、しっかり生き抜いてほしい」と力強く話した。

 「ミスタープロレス」と称され、約40年間にわたりプロレス界をけん引してきた天龍さん。映画は、2015年2月の引退発表会見から約9カ月後の引退試合までを密着し、闘い続けた男の生きざま、共に歩んできた家族の物語を描いている。

 会場には約100人のファンが、天龍さんを見ようと詰めかけた。待ちに待った故郷のスターが姿を現すと、熱気は一気に上昇。映画の感想を聞かれた天龍さんは「もがきあらがう姿がうまく表現されている。哀愁があって僕の好きなスタイルに仕上がった」と笑顔で語った。

 この日は、天龍さんの長女で、天龍プロジェクトの嶋田紋奈代表も登場。まな娘に感謝の意を示し「皆さんも家族や周りの人たちに支えられているということを感じてほしい」と話した。勝山市の松村誠一副市長からの花束贈呈、記念撮影などもあり、盛り上がりをみせていた。

 作品は3月3日まで上映される。

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