青空の下、アルプホルンの演奏が高らかに響いた中央アルプス千畳敷カール=25日

青空の下、アルプホルンの演奏が高らかに響いた中央アルプス千畳敷カール=25日

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信州、山シーズン開幕 県内各地で開山祭

信濃毎日新聞(2017年4月26日)

 中央アルプス千畳敷、美ケ原高原、南アルプス林道で25日、それぞれ開山祭が開かれ、いよいよ県内に山岳観光シーズンがやって来た。

 標高約2600メートルの中ア千畳敷カール(駒ケ根市)で開かれた開山祭には約150人が出席。千畳敷としらび平駅を結ぶ駒ケ岳ロープウェイは今年で開業50周年。澄み切った青空の下、シーズン中の安全を祈願し、愛好家団体「アルプホルン駒ケ根」の6人が雪渓を背に、アルプホルンの息の合った演奏を披露した。

 今季は残雪が多く、高山植物が見られるのは7月中旬になりそう。神奈川県小田原市から訪れた桐生健児さん(78)は「景色が良く、岩と雪の共演が最高ですね」。

 松本、上田両市と小県郡長和町にまたがる美ケ原高原の開山祭は、山上の美ケ原高原美術館(上田市)であった。約70人が安全を祈願。北アルプスや浅間山が一望できる展望テラスで仲間7人とくつろいでいた愛知県瀬戸市の松原覚さん(67)は「雄大な景色が最高」と話していた。

 昨季は天候不順などで入り込みが落ち込んだといい、美ケ原観光連盟などは同高原で撮った写真を投稿できるSNS(会員制交流サイト)のページをつくるなど誘客に力を入れる。

 伊那市長谷の戸台口と南アルプス北沢峠(2032メートル)を結ぶ市営南ア林道バスもこの日、今季の運行を始めた。当面の終点、歌宿(うたじゅく)(1680メートル)で開山祭があり、約40人が登山者とバス運行の安全を祈願。長谷中3年の全10人が太鼓演奏を披露し、迫力のある音が山峡にこだました。山梨県境の北沢峠まで開通するのは6月15日の予定だ。

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