屋外に並べられた凍み豆腐。一晩かけて凍らせる=8日夜、茅野市湖東の中島豆腐店

屋外に並べられた凍み豆腐。一晩かけて凍らせる=8日夜、茅野市湖東の中島豆腐店

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氷点下の恵み、茅野で凍み豆腐作り 乾燥させない「生」

信濃毎日新聞(2018年2月10日)

 茅野市湖東で「中島豆腐店」を経営する中島重光さん(64)が、夜間の厳しい冷え込みを生かした凍(し)み豆腐作りに精を出している。晴れて星空が広がった8日夜、同店周辺の気温は午後7時には氷点下10度に下がった。中島さんは「最高の日だね」と話し、竹籠に並べた豆腐を屋外に出した。

 凍み豆腐作りは、氷点下4度以下になる昨年12月中旬に始めた。厚さ5ミリほどに切っても形が崩れないよう、通常の豆腐より大豆を多く使用。凍った後に乾燥させる工程を経ないため、冷凍保存が必要な「生」として販売している。滑らかな食感が特徴だ。

 中島さんによると、凍み豆腐は同店がある笹原地区の特産品だった。1960年代には豆腐店が数軒あったが、10年以上前から中島さんの店だけに。「どうしてもこの味が食べたいと言って買いに来てくれるお客さんがいる。できるだけ続けたい」と話す。今季は天候を見ながら2月いっぱい生産する予定。

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