名人位のカップ(手前)や允許状が並ぶ「かるた王国ふくい展」=10日、福井市の県立こども歴史文化館

名人位のカップ(手前)や允許状が並ぶ「かるた王国ふくい展」=10日、福井市の県立こども歴史文化館

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かるた王国福井の歴史紹介 名人の認定証や解説パネル

福井新聞(2018年3月14日)

 競技かるたの名人位決定戦で3連覇中の川崎文義名人(29)=越前市=や、所属する福井渚会の歴史を紹介する企画展「かるた王国ふくい展」が、福井市の県立こども歴史文化館で開かれている。名人位の認定証「允許(いんきょ)状」やカップ、解説パネルが並び、川崎名人の人柄が分かる。5月6日まで。

 認定証には「名人位の称号を允許す」と書かれ、カップには歴代名人の名前が書かれたペナントが下がっている。パネルでは、川崎名人について▽勝負の前は必ずカツ丼を食べる▽勉強は社会、歴史が好きだが英語は苦手▽子どものころは漫画「ドラゴンボール」が大好きだった―と紹介している。

 1921年結成の福井渚会の名称は、百人一首にある源実朝(さねとも)の歌「世の中は 常(つね)にもがもな 渚漕(なぎさこ)ぐ 海人(あま)の小舟(おぶね)の 綱手(つなで)かなしも」に由来すると解説している。

 同館は「名人のことを知って、子どもたちの励み、目標にしてもらえたら」と話している。

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