諏訪市の霧ケ峰高原で26日、開山祭があった。観光関係者ら約100人が、市営霧ケ峰スキー場のゲレンデ上部にある「霧鐘塔(むしょうとう)」前に集合。安全祈願の神事の後、乾杯と同時に鐘を打ち鳴らして夏の観光シーズン到来を告げた。
この日は晴天で、標高約1900メートルにある霧鐘塔からは北、中央、南アルプスや、八ケ岳連峰などが見渡せた。ゲレンデではグライダーが上空を滑空する様子を間近で見ることもでき、開山祭の参加者も居合わせた観光客も空を見上げて歓声を上げていた。
開山祭は諏訪観光協会と地元の霧ケ峰強清水自治会が主催。同自治会長の旅館経営、有賀義晃さん(40)は「これから観光客が増えるが、けがや事故なく霧ケ峰の自然を満喫してほしい」と話していた。