小川村は本年度、村内の「道の駅おがわ」のリニューアルに取り組む。農産物直売所「さんさん市場」の増改築や、農産物加工所「農の花」やトイレ棟の移転新築を構想。５日開会の村議会６月定例会に実施設計などの費用３４００万円余を盛った本年度一般会計補正予算案を提出した。

　村建設経済課によると、リニューアルで施設を、道の駅東側に隣接する民間事業所の敷地（約６５０平方メートル）に広げる方針。来春のオープンを目指す。道の駅の拡充は、３月の村長選で染野隆嗣村長が誘客力向上を図るために進めると訴えていた。

　一方、道の駅西側のコンビニエンスストアが４月末に閉店。住民から機能継続を求める声もあるといい、この日の村議会全員協議会で染野村長は、道の駅と一体的に検討すると説明。コンビニ大手と交渉したいとの考えも示した。

　補正予算案は総額９千万円余を追加する内容で、他に中学校のパソコン教室機器更新費用２４００万円などを計上。村側はこの日、計１０議案を提出し、議会側はこのうち、村消防団の小型ポンプ付き積載車２台を１７００万円余で購入する契約を結ぶための議案を原案通り可決した。