第71回県書道展(福井新聞社主催、県書作家協会共催)と県現代書作家展(県書作家協会主催、福井新聞社共催)が6月10日、福井市の県立美術館で始まった。表現豊かな漢字やかな、前衛書など計265点が並ぶ。13日まで。
県内14会派と諸派から出品された県書道展は、最高賞の知事賞に輝いた長谷川士雲さんの作品など175点を展示。中国・明時代の漢詩を書いた長谷川さんは「漢詩の前半は、美しい風景の中で琴を奏でるという意味。鋭い運筆と渇筆で表現し、見ている人が飽きないように工夫した」と話していた。
県現代書作家展は、県書作家協会の無鑑査書家の90点を紹介。福井新聞社特別賞には19点が選ばれた。熟練の技術で個性を表現した作品は見る人を引きつけている。表彰式は12日午後2時から、福井新聞社・風の森ホールで行われる。