石川県内の神社や寺院は1、2日、初詣でにぎわった。雪のため参拝者数は例年より少なめとなったが、家族連れらがお守りや破魔矢、おみくじを求め、北陸新幹線開業イヤーにちなんだ幸運や1年の健康、商売繁盛を願った。
金沢市の尾山神社の参拝者数は、1日が約7万5千人、2日が約2万8千人となり、両日とも好天だった昨年の半分となった。周辺の百貨店やショッピングセンターの初売りで、買い物袋を持った若者の姿もみられた。
羽咋市の気多大社は、大雪を警戒して夜中に訪れる人が減り、1日は例年よりやや少なめの約14万6千人が参拝した。今年初めて交通安全のステッカーを先着1万人に配布した。
白山市の白山比咩神社も1、2日の参拝者がやや少なめだったが、正月三が日で例年並みの約20万人を見込んでいる。横浜市から金沢市内へ帰省中の会社員吉田剛さん(26)は「乗り換えなしで家族に会いに来られるので北陸新幹線開業が楽しみ」と話した。