南北70キロ近い塩尻市奈良井から木曽郡南木曽町にかけての木曽谷各地で4日、午前10時半に一斉に白い煙を空に上げる「のろし上げ」が行われた=写真。
まちづくり団体などでつくる連絡会が連帯感を高めようと毎年行っており、9年目。今年は計25カ所で、同郡木曽町の関山公園では住民約10人がドラム缶で木の枝を燃やし、煙を空に上げた。
同公園では昨年9月の御嶽山噴火で影響を受けた地域の活性化を願い、「つながろう木曽」とロゴを入れた看板も掲げた。責任者の松尾良三さん(80)は煙を見上げ、「きれいに上がり、今年はいいスタートを切れた」。