寒さが一年で最も厳しいとされる「大寒」の20日、上市町大岩の大岩山日石寺で恒例の寒修行が行われた。信者や体験参加者らが高さ5・4メートルの六本滝に打たれ、心と体を清めた。
午前8時、日石寺周辺の気温は0度で、滝の水温は0・6度。信者らが白装束姿で滝の下に身を置くと、激しい水しぶきが上がった。「えい」「えい」と気合を込める声と、般若心経やほら貝の音が響き渡り、辺りは厳粛な空気に包まれた。
修行を終えた人は、体から湯気を上げながら「すがすがしい気持ちだ」「新年を迎えた気持ちになる」などと話していた。