県内の模型愛好家でつくる「はくさん模型鉄道倶(く)楽(ら)部(ぶ)」は、白山総合車両所と北陸新幹線白山駅(仮称)の模型を完成させた。縮尺160分の1の大きさで、長さ7・2メートル、幅1・2メートルのジオラマの中で、白山駅は構想イメージ画から起こした。1日に始まった白山市立博物館の企画展で見ることができ、北陸新幹線の新型車両「W7系」が「運行」されている。
同倶楽部は博物館内のジオラマ展示「てつどうの広場」も手掛けており、月に1度、鉄道模型を動かしてきた。博物館の依頼を受けて新規に白山総合車両所などのジオラマを制作した。
同倶楽部の古賀健一郎代表(43)=金沢市=が1カ月かけて仕上げ、車両所内の計14本の線路を緻密に表現した。ジオラマ内を一周する線路は白山駅のホームとつながっており、構想イメージに沿って駅前のバス停や駐車場も表現した。車両は実際に保管されている数に合わせ10編成120両用意し、15分ごとに走行させる。