サクラマスを釣り上げ笑顔を見せる釣り人=1日、福井市六日市町

サクラマスを釣り上げ笑顔を見せる釣り人=1日、福井市六日市町

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九頭竜川のサクラマス釣り解禁 「聖地」に太公望続々

福井新聞(2015年2月2日)

 全国的に有名な九頭竜川のサクラマス釣りが1日解禁となった。シーズン到来を待ちわびた福井県内外の太公望約300人が、雪の舞う中、大物を狙った。
 サクラマスはヤマメの降海型。川から海へ下って大きくなった後、産卵のため生まれた川へ遡上(そじょう)する。魚の美しさや希少さで人気が高く、九頭竜川は「サクラマス釣りの聖地」と呼ばれている。近年は、九頭竜川中部漁協が同川産稚魚の放流に力を入れたことなどで釣果が上がり、さらに人気が高まっている。
 この日解禁されたのは、北陸自動車道九頭竜川橋から高屋橋までの約10キロの区間。同漁協によると、北海道や九州も含め県内外から訪れ、早朝から川に入った。

 高屋橋に近い福井市六日市町の右岸に陣取ったルアー釣りの大谷尚之さん(54)=愛知県刈谷市=は、約40投目に51センチを釣り上げた。九頭竜川に通って11年目という大谷さんは幸先いいスタートに顔をほころばせ「昨シーズンは釣れなかったのでほっとした。サクラマスを持って帰ってほしいという地元の友人が2人いるので、あと1匹何とか頑張りたい」と話していた。

 福井市内の釣具店には午前中までに6匹の釣果が報告された。例年並みのペースという。九頭竜川の他区間は16日に解禁される。遊漁期間は5月末まで。

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