木祖村観光協会は、初の「桜のフォトコンテスト」を行い、村内で撮影した桜の写真を募っている。村内の桜の名所を紹介する地図も今春作り、村をPR。村の地域おこし協力隊の2人が観光協会の仕事も兼務しており、それぞれ企画した。
写真コンテストは鹿児島県出身の床次(とこなみ)あかねさん(31)が、名所地図は福岡県出身の井手英秋さん(48)が発案した。同村の桜は春の訪れが遅い木曽地方の中でも、とりわけ遅くまで咲いており、見頃は例年、大型連休中。このことに驚いた2人が桜を誘客に生かそうと考えた。「大勢の人に村に来てもらうきっかけにしたい」と口をそろえる。2人は村から「水の絆協力隊」と呼ばれている。
コンテストは村内で今年撮った桜が対象で、優秀作品は来年度の名所地図の写真として使う予定だ。応募はA4サイズにカラー印刷して提出する。受け付けは31日まで。応募作品は6月8〜29日に村内の交流施設「笑(わら)ん館(かん)」に展示し、来館者の投票で優秀作を決める。
名所地図には、村天然記念物の田ノ上観音堂のシダレザクラや、菅の十王堂のエドヒガンザクラなど9カ所の桜を掲載した。桜以外の花の情報や行楽施設も載せた。B5判を三つ折りにしている。千部印刷した。
問い合わせは木祖村観光協会(電話0264・36・2543)へ。