30日に福井市美術館で開幕する「アメリカン・ポップアート展~1960年代からのアメリカ」を控え28日、会場の展示作業が行われた。
同展は、戦後アメリカの大量生産、大量消費という時代性を、徹底したクールなスタイルでイメージ化することに成功した作家たちにスポットを当て、絵画や版画、立体など74点の作品とともに紹介する。
展示作業では、アンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」や、ロイ・リキテンスタインの「積みわら」、ジャスパー・ジョーンズの「旗Ⅰ」などの代表作が次々と壁に掛けられていった。同日で展示作業はほぼ終了、会場はすでに、古き良きアメリカのムードが漂っている。
同展は7月12日まで(月曜休館)。一般千円、高校大学生700円、小中学生500円。関連企画として6月6、21日と7月4日の午後2時から、担当学芸員によるギャラリートークがある。6月13、14日の午前11時から午後5時に同館屋外で、ケータリングカーによるポップコーンやホットドッグなどアメリカン・フードの販売がある。問い合わせは同館=電話0776(33)2990。