JR福井駅の夏の風物詩、「ふうりん祭」が、構内のプリズム福井で開かれている。買い物客や観光客は、ずらりと並んだ約600個の風鈴を眺め、涼しげな音色に耳を澄ませている。
透明感のあるガラス製、鐘の形をした鉄製など風鈴の素材やデザインはさまざま。子どもからお年寄りまで楽しめるようにと、動物をかたどった愛らしい陶器製も多い。
26日の福井市は、時折大粒の雨が降る天気。てるてる坊主の形をした風鈴は、梅雨空を吹き飛ばそうとするかのように、「コロン、コロン」と高い音を奏でていた。愛知県から出張で福井市を訪れた塩谷禎さん(38)は「心地よい音。夏本番が待ち遠しい」と話していた。
ふうりん祭は8月末まで。プリズム福井が毎年開いている。