高岡市中田地区の秋の風物詩「第32回中田かかし祭」が21日、市中田コミュニティセンター(同市下麻生)と近くの中田中央公園で開幕した。趣向を凝らしたかかし約200体が並び、記念撮影を楽しむ家族連れらでにぎわった。23日まで。北日本新聞社共催。
ことし話題を集めたスポーツ選手や芸能人、子どもに人気のアニメキャラクターなど多彩な作品がそろい、遊び心がある表情やポーズで来場者を和ませた。安全保障関連法や新国立競技場問題を風刺したものも目立ち、世相を反映している。
中田中央公園では地元ゆかりの源平合戦を題材にしたテーマかかしを展示。約60体のかかしで壮大な歴史ドラマを再現した。
期間中は飲食物販売やフリーマーケットを午前10時から午後5時まで実施。22日はよさこいやかかし音頭の街流し、23日はブラスバンド演奏などがある。
祭りは地域活性化を目的に1983年から始まり、自治会などでつくる実行委員会が主催している。