ことし遷座140年、鎮座1340年を迎えた高岡市古城の射水神社(松本正昭宮司)で21日、10年に1度の式年大祭が始まった。稚児社参には県内外の子どもと保護者ら合わせて2千人以上が参加し、同市御旅屋通り商店街から同神社までの道のりをにぎやかに練り歩いた。式年大祭は23日まで。
稚児社参の行列は午前10時に同商店街を出発。同神社の神職が先頭でおはらいをしながら進み、沿道には大勢の市民や観光客らがカメラやスマートフォンで行列を撮影していた。
一行は約20分後、同神社に到着。参加者は6月に新しく完成した手水舎(てみずしゃ)で手や口を清め神前でお参りした。境内は大勢の参拝客でにぎわった。
境内の特設舞台では高岡商業高校吹奏楽部が奉納演奏をを行った。ディズニーの楽曲やジャズの定番曲などを披露し、神社の節目を盛大に祝った。
午後からは境内の休憩所で野点(のだて)があるほか、特設舞台で狂言師の和泉元彌さんらによる「勧進(かんじん)狂言」、饗膳殿(きょうぜんでん)では和泉流に伝わる所蔵品の特別展「よろこびありや」も開かれる。