野菜や果物で話題の人物や出来事を表す「福岡町つくりもんまつり」が23日、高岡市福岡地域中心部で始まった。300年以上続く庶民芸術の祭典で、素朴でユーモラスな力作が来場者を楽しませた。24日まで。北日本新聞社共催。
地元を中心に33団体が計47点を出品した。出品数はこれまでで2番目に多い。末広町自治会による高さ約5メートルの大型作品「末広御輿(みこし)」から、福岡小学校児童による作品まで多彩なつくりもんが並んだ。高岡市と福岡町の合併による新市誕生10周年を祝い、高岡大仏や福岡の雅楽を題材にした作品もある。オープニングセレモニーで上田久之実行委員長と板倉北日本新聞社長、石澤義文福岡町観光協会長があいさつ。高橋高岡市長らが祝辞を述べた。
24日は午後7時半から踊りの町流しがある。中心部の通りは午前10時~午後9時に歩行者天国になる。
つくりもんまつりは、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し野菜や果物などを供える地蔵まつりがルーツとされる。2006年に北日本新聞社の推薦でサントリー地域文化賞、07年に北日本新聞文化功労賞に輝いた。
問い合わせはつくりもんまつり実行本部、電話0766(64)3088。