開幕を控え着々と準備が進む「大永平寺展 禅の至宝、今ここに」=30日、福井市の県立美術館

開幕を控え着々と準備が進む「大永平寺展 禅の至宝、今ここに」=30日、福井市の県立美術館

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「大永平寺展 禅の至宝」 10日2日開幕 福井県立美術館

福井新聞(2015年10月1日)

 鎌倉時代から現代に至る貴重な文化財を通して、大本山永平寺の歴史と、受け継がれた美を紹介する「大永平寺展 禅の至宝、今ここに」は2日、福井市の福井県立美術館で開幕する。

 永平寺は1244年、曹洞宗の開祖道元禅師が創建。多くの僧が修行に励む道場として770年以上の歴史と多くの文化財を今に伝えている。同展では、道元直筆の「普勧坐禅儀」(国宝)をはじめ、歴代禅師の肖像画や仏像、建物を飾る掛け軸、ふすま絵など、初公開を含む名宝約100点を一堂に展示する。

 会場では、28日から展示作業をスタート。30日は、明治から大正期に活躍した寺崎廣業の「ヒマラヤ図」(1919年)や、道元禅師の750回忌に田渕俊夫、伊藤彬両氏が奉納した水墨画のふすま絵など、永平寺と近現代日本画家との関わりを紹介する第3章を中心に準備が進められた。1日は、解説パネルの貼り付けや照明の微調整などを行う。

 会期は11月8日まで(10月13、19、26日休館)。一般千円、高校大学生700円、小中学生500円。障害者手帳を持つ人とその介護者1人は半額。一般前売り券800円を1日まで販売している。問い合わせは同館=電話0776(25)0452。

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