高岡市石瀬の庄川左岸やな場で16日、サケの水揚げが始まった。初日は雄15匹、雌14匹の計29匹で、平年並みの順調な滑り出しとなった。
庄川サケ・マス協議会(深本明会長)のメンバー9人が作業を行った。やな場に仕掛けてあったかごからサケを引き揚げ、作業台の上で雄雌を選別。水しぶきを上げて飛び跳ねるサケを網ですくい、トラックに設置された水槽に入れた。サケは平均で体長約60センチ、重さ約3キロで、大きいもので5キロを超えるものもいた。
深本会長は「これから徐々にサケが増えてくると思う。3万匹は揚がってほしい」と期待を込めた。
11月の土、日曜、祝日に同所で「県庄川鮭まつり」が開かれ、サケのつかみ取りを体験したり鍋を味わったりすることができる。サケの遡上(そじょう)や捕獲作業の見学も楽しめる。問い合わせは同まつり実行委員会、電話0766(30)2583。