招待作家らの個性が光る独創的な絵画や流木アートが並ぶ会場=高岡市美術館

招待作家らの個性が光る独創的な絵画や流木アートが並ぶ会場=高岡市美術館

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アーティスト・イン・レジデンス公開制作展始まる 高岡市美術館

北日本新聞(2015年10月25日)

 「高岡アーティスト・イン・レジデンス2015」に参加したポーランドの招待作家らが高岡市で制作した作品を紹介する展覧会が24日、市美術館で始まった。高岡の風景や印象などを取り入れた独創的な絵画が並び、来場者の目を引いている。25日まで。

 高岡国際文化友好協会、高岡市、北日本新聞社でつくる実行委員会主催。招待作家10人と渡辺敏彦さん(高岡市、版画家)が15~21日にウイング・ウイング高岡で公開制作した作品を2点ずつ飾った。

 画材はアクリルや油彩、植物色素などさまざま。明るい色使いで高岡古城公園を描いた風景画や、高岡で出合った鋳物から着想し、銅箔(はく)で魚のモチーフをきらめかせた作品など、各作家の感性と技が光る。雨晴海岸を眺める人魚とトラの構図がユニークな1点や、高岡大仏と千本格子「さまのこ」などのモチーフを組み合わせた幻想的な作品もある。市内外の児童と合作した流木アートも並べた。

 来場した同市和田の主婦、海老美紀子さん(36)は「見慣れた高岡の風景も、こんな見方があるんだという新鮮な驚きと感動がある」と語り、同市の藤永美紀夫さん(70)は「それぞれ個性的で素晴らしい」と話した。

 招待作家は同日、高岡を後にした。市から、モンドセレクション金賞を受賞した水道水「高岡の水」が贈られた。

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