新湊にちなんだ長さ「4(しん)3(み)7(な)・10(と)メートル」のますずしでギネス世界記録へ! 射水市新湊地域の住民でつくる「射水市世界一挑戦塾」が14日、新湊大橋の遊歩道・あいの風プロムナードで記録に挑む。射水産の食材だけを使って地元の食の魅力をPRし、元気なまちづくりにつなげることが狙いだ。加治宏規塾長は「郷土愛を育む、夢あふれるイベントにしたい」と意気込む。
射水市世界一挑戦塾は、地元を盛り上げようと昨年10月に結成。地元の特色を生かして「世界一」の称号に挑戦し続けることで、地域の魅力発信を目指している。
14日は、長さ約18センチ、幅6センチのますずしを2700個用意。午前8時ごろからあいの風プロムナード(全長480メートル)に置いた机に並べて世界一長いますずしを完成させる。材料には、堀岡養殖漁業協同組合(海竜町)が2013年から養殖に取り組んでいるサクラマスを使用。しゃりも射水産コシヒカリを使い、ますずし製造の丸龍庵(善光寺)が監修する。
同社が1500個を製造するほか、当日朝からメンバーやボランティアが新湊漁協海老江連絡所で残りを作る。ギネス世界記録の審査員が挑戦を見届け、順調に進めば同日中に記録認定となる。使ったますずしは、新湊きっときと市場(海王町)で試食会を開くほか無料配布する。
挑戦塾のメンバーは打ち合わせを重ねて役割分担などを決め、当日に備えている。7月には予行演習を行い、同様の方法で同市八幡町の新湊漁港で長さ約50メートルのますずしを完成させ、手応えをつかんだ。
メンバーは、挑戦を通して地元を盛り上げ、発展に向けた機運を高めるため、今後も「世界一大きいますずし」や「世界一長い流しそうめん」などを企画している。加治塾長は「挑戦を成功させて故郷の自慢を一つ増やし、若者のまちづくりへの参加意識を高められればうれしい」と話している。
挑戦は、本年度の市の公募提案型市民協働事業に採択された。北日本新聞社後援。