総務省の補助金を活用し、活力あふれる地域づくりを目指している小矢部市北蟹谷(かんだ)地区の北蟹谷地域活性化協議会は、地元の情報を発信するポータルサイト「北蟹谷だより」を開設した。3月までには空き家情報も掲載し、移住者の受け入れを促進する。住民が地域内の情報を共有する「北かんだ里山通信」の発行も始めた。
北蟹谷地区は本年度、総務省の過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業の採択を受け、産業振興やコミュニティー再生、交流・移住促進の各事業に取り組んでいる。
昨年12月下旬に開設したポータルサイトは拠点施設として昨年秋にカフェや居酒屋を新設した農産物直売所「村の駅きたかんだの郷(さと)」のお知らせをはじめ、交流・移住情報や北かんだ里山通信などのコーナーで構成する。交流・移住情報では空き家情報のほか、三世代里山ウオークなどこれまで取り組んできた事業について発信していく。
里山通信は九つの各町内の催しや各種団体のお知らせなどを網羅し、縦方向だけでなく横方向のつながりを深めるのが狙い。読者コーナーもあり、昨年11月から2カ月に1回のペースで発行し全戸に配っている。松井清会長ら協議会の役員は「元気で楽しい北蟹谷を発信し、交流人口の拡大につなげたい」と話している。