長野市松代町の真田宝物館は28日、戦国武将・真田信繁(幸村)の父の昌幸(1547〜1611年)が身に着けたと伝わる甲冑(かっちゅう)「昇梯子(のぼりばしご)の具足(ぐそく)」の複製を着る体験会を開いた。記念撮影をする親子連れなどでにぎわった。
甲冑を所蔵する同館が1月から12月まで開いている真田家伝来の品々を紹介する特別企画展の一環。普段は一般的な甲冑の複製を体験用として館内に置いているが、今回は、「武運長久」を表すはしごが胴に描かれた昌幸の甲冑や、子ども用の甲冑を用意した。地元の「松代文化財ボランティアの会」のメンバーが着付けを手伝った。
昌幸の甲冑を着る体験会は今後も開催予定。無料だが、入館料(大人600円、小中学生200円)が必要。問い合わせは同館(電話026・278・2801)へ。