JR中込駅にも置かれているご当地情報誌「信州佐久じゃらん」

JR中込駅にも置かれているご当地情報誌「信州佐久じゃらん」

長野県 軽井沢・佐久・小海線沿線 鉄道

小海線沿線の魅力発信 無料情報誌「佐久じゃらん」発行

信濃毎日新聞(2016年3月12日)

 佐久地域観光連携協議会(事務局・佐久広域連合)は、「小海線沿線地域へ鉄道で行こう」をコンセプトに、無料のご当地情報誌「信州佐久じゃらん」を発行した。小海線全線開通80周年の昨年に実施した佐久広域連合の短歌コンテストを踏まえて、同線沿線の魅力を見詰めた応募者の思いを具体化させようと企画。コンテスト入選作と組み合わせた沿線の風景写真とともに、31ある駅周辺で魅力が体感できる情報を集めたガイドブックになっている。

 「信州佐久じゃらん」は、同協議会が、旅行雑誌「じゃらん」を発行するリクルートライフスタイル(東京)に製作を委託し、2013年から発行している。7号目の今回は、アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」の県内在住メンバーで、1月に「小海線沿線地域特別応援大使」に就任した関根梓さんが、表紙をはじめ各ページに登場し、小海線の旅を誘っている。

 今号では、小諸駅から佐久地方を南北に貫き山梨県北杜市の小淵沢駅に至る約78・9キロの小海線の沿線を、軽井沢・小諸、佐久平・岩村田、中込、臼田・小海、野辺山・清里・小淵沢の5エリアに区分。見開きで2ページずつ使って、駅周辺のお店や施設の情報、撮影スポット、名産品などを、関わる人たちとともに紹介している。

 また、各エリアごとに短歌コンテストの入選作と組み合わせた沿線の旅情あふれる写真も掲載。野辺山・清里・小淵沢エリアでは、「星満つる高原を行く一両は人影ひとつふたつを乗せて」の歌を、川上村で満天の星空の下を走る車両の写真に重ねた。

 この春大学に進学する土屋佐恵さん(18)=軽井沢町借宿=は佐久市の中込駅で手にし、「高校に通うのに小海線を使ってきたけれど、中込から南はまだ行っていない。小海線を使って地域を知るにはとてもいいですね」と話していた。

 A4判、11ページで、3万部発行。小海線の有人駅や佐久地方の観光案内所、道の駅、宿泊施設、コンビニエンスストアなどに置いた。同協議会事務局の佐久広域連合庶務課企画係は「佐久地方の人も含めて、ぜひ小海線沿線に来て、この情報誌を手にして地域を楽しんでほしい」と利用を期待している。

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