東京・大手町で開業準備が進む「星のや東京」

東京・大手町で開業準備が進む「星のや東京」

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「星のや東京」都内に7月開業 星野リゾート、「和」基調に

信濃毎日新聞(2016年4月14日)

 星野リゾート(北佐久郡軽井沢町)は13日、7月20日に東京・大手町で開業する高級旅館「星のや東京」の概要を明らかにした。館内のほとんどを畳敷きにし、宿泊客には靴を脱いで過ごしてもらうなど、日本旅館ならではの快適な空間を都市部で提供する―としている。

 大手町の再開発事業を進める三菱地所(東京)などが建設する地下3階地上18階建ての高層ビル内に、客室84室を設ける。コンセプトは「塔の日本旅館」。星野リゾートも内装や外観デザインに携わり、外観には「江戸小紋」の模様を全面的に施した。

 1階に玄関を設け、靴を脱いで来館する仕組み。客室は地上3階から16階までの各階6室ずつで、インテリアは障子や竹張りのクローゼットなど、和を基調とする。各客室階には「お茶の間ラウンジ」と題してソファなどがあるパブリックスペースを設けた。

 三菱地所が掘り当てた「大手町温泉」を引いた浴場は17階にあり、露天風呂と内湯を設ける。宿泊料金は1泊1室7万8000円から。

 星野リゾートの星野佳路(よしはる)代表は都内での記者会見で「ホテルにはいろいろなカテゴリーがあるが、その中に日本旅館をきちんと位置付けたい。そうすれば日本旅館が世界の大都市に行くチャンスも出てくる」と述べ、海外都市部への進出意欲を改めて示した。

 また同日、大浴場への入浴時に体のタトゥー(入れ墨)を隠す「タトゥーカバーシール」を4月から、全国13カ所で展開する高級温泉旅館「界」で導入したと発表。入れ墨文化がある外国人宿泊客の増加を見込んで実施方針を明らかにしており、昨年10月から試験的に導入していた。

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