21日に富山市婦中町島本郷の田島川で開かれる「売比河鵜飼祭(めひかわうかいまつり)」をPRする看板が11日、同市婦中町上田島の鵜坂公民館前に設置された。
同祭は、奈良時代の越中国司、大伴家持が神通川(古名・売比河)の鵜飼い漁を題材にした和歌を詠んだとの故事にちなみ、地元住民でつくる実行委員会(有岡照雄実行委員長)が毎年開催。ことしで19回目を迎える。
看板は2メートル四方で、家来が鵜飼い漁に興じている様子を家持が詠んだと伝わる「売比河の 早き瀬ごとに 篝(かがり)さし 八十伴(やそとも)の男は 鵜川立ちけり」という和歌と、かがり火の下で鵜飼い漁をする鵜匠(うしょう)が描かれている。