富山市婦中町安田の国指定史跡、安田城跡の堀で、スイレンの花が見ごろを迎えている。12日はピンクや白の清らかな花が水面に揺れ、訪れた人たちを楽しませていた。
同城跡では、20年ほど前からスイレンを栽培。花は午前9時ごろから午後4時ごろにかけて開き、堀を鮮やかに彩っている。今年は開花が例年より10日ほど早いという。
友人と訪れた富山市馬瀬口(大山)の主婦、畔田(くろだ)行子さん(65)は「まだ早いかと思ったけど、たくさん咲いていてきれい」と話していた。堀を管理する安田城跡資料館によると開花の最盛期は今月下旬から6月下旬という。