冬期閉鎖していた富山市大山地域の有峰林道が26日、半年ぶりに一般通行を再開した。同市亀谷(大山)の小見線亀谷ゲートでは午前6時の開門と同時に、心待ちにしていたドライバーが続々と山菜採りや散策に向かった。
再開したのは小見線と東谷線、西岸線、折立線。少雪で道路のダメージが小さく、例年より1週間早まった。
ゲート前には約50台の車が並んだ。昨年に続いて一番乗りした魚津市立石、会社員、吉崎篤光さん(47)は午前4時ごろから待った。「有峰の山菜は質が良い。ウドやフキ、アザミを採りたい」と話した。
富山市消防団大山方面団の女性団員5人と大山消防署員2人が、山火事防止を呼び掛けるチラシやウエットティッシュをドライバーに配った。
一般通行は11月12日まで。午後8時~翌日午前6時は走行禁止。料金は1回につき大型4400円、小型1900円、自動二輪300円。水須連絡所から有峰湖までの小口川線は8月上旬に通行を再開する。