9月に富山市八尾町中心部で行われる「おわら風の盆」に向け、地方(じかた)衆や踊り手が合同で練習する定例温習会(おんしゅうかい)が6日、同市八尾町上新町の越中八尾観光会館で始まった。初日は三味線や胡弓(こきゅう)などの地方衆約50人が技を磨いた。
同町中心部にある11町の演じ手の技術向上や交流などを目的に、県民謡越中八尾おわら保存会(福島順二会長)が毎年実施。温習会に先立ち、同保存会の舘谷明彦演技指導部総括部長が「繰り返し練習しないとうまくならない。切磋琢磨(せっさたくま)してもらいたい」とあいさつした。
地方衆は、各パートに分かれて稽古を開始。演技指導部のメンバーの指導を受けながら、真剣な表情で取り組んでいた。
地方衆の稽古は、8日まで。9、10の両日は踊り手、11日は地方衆と踊り手が合同で練習する。