河合さん(左)から大行燈をリニューアルした木舟町の大行燈について説明を受ける斉藤主任=砺波市木舟公園

河合さん(左)から大行燈をリニューアルした木舟町の大行燈について説明を受ける斉藤主任=砺波市木舟公園

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となみ夜高まつり 10、11日・観光協が見学ツアー

北日本新聞(2016年6月10日)

 10日に開幕するとなみ夜高まつりで、砺波市観光協会(五島辰夫会長)は最終日の11日に絢爛(けんらん)豪華な大行燈(あんどん)を激しくぶつけ合う「突き合わせ」を見学する観光ツアーを初めて企画した。豊年満作を祈願する田祭りとして行われる砺波地方の夜高祭りの魅力に触れてもらう。

 ツアーは1泊2日と日帰りの2種類で、全国から18人が参加。1泊2日ツアーはJR東日本グループの旅行会社「びゅうトラベルサービス」を通して販売した。5月に砺波商工会議所と合同で岐阜県内のイオン4店舗で行った砺波地方の夜高祭りキャンペーンでもツアーを紹介した。

 11日は出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)会館で地酒と料理を味わい、祭りの説明を受けた後、となみ野ガイドの小竹勝則さんの案内で突き合わせを観賞する。庄川遊覧船乗船や若鶴酒造大正蔵などの見学もある。

 9日はツアーの担当者、斉藤浩美同協会主任が、行燈を32年ぶりに全面的にリニューアルした木舟町の大行燈の作業場を訪ね、若衆の河合晃充さんから説明を受けた。河合さんは「夜高行燈の美しさと迫力の両方を多くの人に見てもらいたい」と期待した。ツアーの受け付けは終了している。

 まつりは市中心部の出町地区で開かれ、10日午後7時45分から夜高行燈コンクール、11日午後8時45分から突き合わせがある。砺波夜高振興会主催、北日本新聞社後援。

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