大正、昭和初期に叙情的な美人画や商業デザインを数多く手掛けた竹久夢二(1884~1934年)の作品計約230点を紹介する「竹久夢二展~大正ロマン・時代を彩った女性たち~」(同実行委員会=福井市美術館、福井新聞社、福井テレビ主催)が16日、同美術館で始まった。
肉筆の美人画や晩年に訪れた欧米でのスケッチ、素描がずらり。グラフィックデザイナーの先駆けとしても活躍した夢二ならではの色鮮やかな雑誌や楽譜の表紙絵、本の装丁なども並んでいる。作品に描かれた女性のイメージに合わせて着物や浴衣を着た人も訪れ、ノスタルジックな夢二の世界に浸っていた。
同展は8月28日まで(7月19、25、8月1、8、22日休館)。