大坂夏の陣の様子を描いたびょうぶ絵の複製を見る子どもたち

大坂夏の陣の様子を描いたびょうぶ絵の複製を見る子どもたち

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城主と大坂の陣、関わり紹介 大河にちなみ、松本城で特別展

信濃毎日新聞(2016年7月27日)

 松本市の国宝松本城の太鼓門櫓(やぐら)内で、歴代城主と、各地の大名が徳川方と豊臣方に分かれて戦った大坂冬の陣(1614年)、夏の陣(1615年)との関わりを紹介する特別展示をしている。戦国時代の武将真田信繁(幸村)が主人公のNHK大河ドラマ「真田丸」でも描かれる戦いで、注目度が上がる時期に合わせて市教育委員会が企画した。

 夏の陣には、松本城の3代城主小笠原秀政と長男・忠脩(ただなが)、次男・忠真の親子が徳川方で参戦し、秀政と忠脩が討ち死にした。特別展示のうち、戦いの様子を描いたびょうぶ絵の複製では、武具を赤で統一した豊臣方の真田軍に相対する小笠原軍が確認できる。

 松本城を築いた石川数正の次男・康勝も豊臣方で戦死。冬の陣では、7代城主となる松平直政が14歳で初陣し、その勇敢さを認めた信繁が「軍扇」を投げて寄こしたとの逸話も紹介する。

 会場では、職員が手作りした陣羽織などを着て記念写真が撮れる「武将なりきりスポット」も用意。

 8月16日まで。入場無料。

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