禅寺で映像と音楽が織りなす幻想空間に浸れる「光と音のサイケデリック祈祷会(きとうえ) 色即是空」は6日午後6時から、福井市の大安禅寺で開かれる。仏教の教えを踏まえたコンセプトを基に、アーティストらが独自の世界をつくり出す。
般若心経の言葉「色即是空 空即是色」は、この世の万物の本質は実体がなく、その実体のないものがこの世の万物の姿であるという意味。虚実にとらわれない自由な心で異空間を楽しんでもらおうと、県内のアーティストら有志の実行委員会が2年ぶりに企画した。
高橋玄峰副住職が唱える般若心経と、シンセサイザーと民族楽器のディジュリドゥ、クリスタルボウルの即興演奏がコラボ。国内外で活躍するライティングユニット「リキッドビューピル」が、皿の上にインクを落とした模様をOHPで投射する独特の手法で堂内を彩る。メーンでは、ギタリスト河端一さんと「リキッドビューピル」によるユニット「スカイシャイン」が幻想ショーを繰り広げる。
入場料2千円(護摩木付き2500円)。問い合わせは実行委事務局=電話0776(27)1082。