戦国時代の城下町のにぎわいを楽しむ観光客=27日、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡

戦国時代の城下町のにぎわいを楽しむ観光客=27日、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡

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戦国城下町の生活を体験 朝倉氏遺跡で「再現」催し

福井新聞(2016年8月28日)

 福井市の一乗谷朝倉氏遺跡の復原町並で27日、戦国時代の装束で武士や商人らにふんした人々が行き交い、当時のにぎわいを体感できる催し「戦国城下町生活再現」が始まった。町人らの寸劇もあり、観光客は当時の雰囲気を味わっていた。10月30日までの土日祝日に行われる。
 県や同市などでつくる同遺跡活用推進協議会が昨年に続き企画。武士などの役は県演劇連盟所属の劇団員15人が協力した。
 町屋前では母とけんかした野菜売りの娘が、お姫様と生活を"交換"しようとする寸劇が演じられた。訪れた人は劇に見入った後、一緒に写真を撮ったり、露店の野菜を実際に購入したりして楽しんでいた。同遺跡から出土した薬草を引く道具「薬研(やげん)」の無料体験や朝倉象棋(しょうぎ)(将棋)の対局コーナーも設けられた。
 家族旅行で堺市から訪れ、自らもよろいかぶと姿を体験していた濵本渚君(9)は「雰囲気が昔っぽくて楽しかった」と話していた。

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