富山市八尾町中心部で1~3日に行われる「おわら風の盆」を直前に控え、担い手たちは31日夜、稽古の総仕上げを行った。
おわらを受け継ぐ11町の一つ、東町では、男女の若い踊り手のほか、三味線や胡弓(こきゅう)などの地方(じかた)衆が次々と公民館に集まった。担い手たちは、公民館前で演奏や踊りを披露し、しっとりとしたおわらを演じた。
1日は、午後3時ごろから10町で町流しが始まり、同7時から八尾小学校グラウンドのおわら演舞場でステージがある。雨天の場合、いずれも中止になることがある。
3日までの風の盆期間中、八尾町中心部は車両の進入を規制する。八尾スポーツアリーナ(同市八尾町井田)に約1700台を収容する一般駐車場を設け、会場との間を往復するシャトルバスを運行する。