立山町の伝統工芸品、越中瀬戸焼の四つの窯元が13日、同町上末の陶(すえ)公園内にある埴安(はにやす)社で例祭を行い、火と土の神に窯の繁栄と安全を祈った。
越中瀬戸焼は2代加賀藩主、前田利長の時代に尾張・瀬戸村から陶工を呼び寄せたのが始まり。大正期に途絶えたが昭和に入って復興した。陶公園と埴安社は1964年に窯元などが設けた。
この日は越中瀬戸焼の庄楽窯、四郎八窯、千寿窯、枯芒ノ(かれすすきの)窯の代表、同町上中に窯を構えた地域おこし協力隊の佐藤みどりさんらが参列。立山多賀宮の佐伯勉宮司が神事を行った。