フェスの企画について打ち合わせする発起人ら=富山市粟巣野

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家具メーカーがフェスでスキー場支援 来年2月・粟巣野

北日本新聞(2016年11月17日)

 昨季の雪不足で経営の苦しい立山山麓あわすのスキー場(富山市粟巣野・大山)を支援しようと、来年2月4、5の両日に「KAKI's(カキズ) WINTER(ウインター) FESTIVAL(フェスティバル)」が行われる。近くの家具メーカー「KAKI CABINET(キャビネット) MAKER(メーカー)」(柿谷正社長)が、創業者の故柿谷誠さんがスキーをしたいと粟巣野に移住した思いを受け継いで企画。アルペンスキー講習会や競技大会、パーティー、木彫体験を繰り広げる。 

 立山山麓あわすのスキー場は、NPO法人あわすの(荻原孝夫理事長)が運営。昨季は暖冬による少雪で売り上げが減少した。KAKIは同スキー場そばにあり、誠さんの弟で取締役の清さん(65)は「愛するスキー場がなくなっては困る」と話す。

 清さんらはスキーを通じて交流するアートスペース「VEGA」代表の貫場幸英さん(54)=富山市東福沢(大山)=の提案を受け、売り上げへの貢献と同時ににぎわいも生み出す催しを考えた。

 講習では、全日本スキー選手権で入賞した貫場さんと、貫場さんの恩師でトリノ冬季五輪の日本チーム監督も務めた山中茂同NPO副理事長(65)、国体出場経験のあるKAKI社員の柿谷朔郎さん(43)が講師を務める。

 朔郎さんの弟で同市蛯町でイタリア料理店を営む精司さん(39)による料理教室や、アートディレクターの長友啓典さん(同市政策参与)らが出品するオークションもある。参加費やオークションの収益は同NPOに寄付する。貫場さんは「粟巣野の魅力を磨き上げたい」と話している。

 12月上旬から参加申し込みを受け付ける。問い合わせはKAKI、電話076(482)1433。

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