書道団体・青柳会の「第1回青柳会書展」(本社後援)は25日、金沢市の県立美術館で始まり、流麗な筆致の作品約70点が来場者に墨の濃淡の美しさを伝えた。
金沢、小松市などの会員43人が行書体などでつづった作品を並べた。中川青玲会長は、心は鉄の石のようにしっかりして変わらないという意味の「心如鐡石(こころはてつせきのごとく)」を披露した。同会本部である書道研究玄心会(兵庫)の池永碧濤理事長の作品「養愚」も公開された。漢文のほか、島崎藤村の詩や、屏風(びょうぶ)に仕立てられた「いろは歌」なども出展された。27日まで。