県内外の約1万3千人が参加した「富山マラソン2016」の実行委員会(会長・石井隆一知事)が13日、県民会館で開かれ、次回大会を来年10月29日の日曜に開くことを決めた。金沢マラソンと同日の開催となる。高岡、射水、富山の3市を舞台にしたフルマラソン、車いす、ジョギングの3種目で、定員計1万3030人や制限時間も変えず、4月上旬から随時募集を始める。
事務局がランナーやボランティアから寄せられた今大会への意見を報告。スタート直後の混雑が改善された点や地元住民やボランティアの対応を評価する声があった一方、シャトルバスの渋滞など課題を指摘する声もあった。
出席者は「切れ目なく続く沿道の応援はランナーの力になる」「他にはない富山らしいコース」と改めて評価。石井知事は「今後もできる限り継続し、県民が一体となって地域や世代を超えてスポーツの交流の輪が広がる大会にしたい」と意欲を示した。
会合には顧問の大野久芳県議会議長、曽田康司高岡市議会議長、永原功新元気とやまスポーツ懇話会長、高田順一県中小企業団体中央会長、副会長の渋谷克人県教育長、荒井克博県知事政策局教育・スポーツ政策監、板倉北日本新聞社長ら約40人が出席した。
富山マラソン2016は実行委、富山陸上競技協会主催。県と富山、高岡、射水の沿道3市、北日本新聞社共催。同協会主管。