熱気が漂う「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」。全国各地から大勢が来場する=8月、南砺市福野文化創造センター前

熱気が漂う「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」。全国各地から大勢が来場する=8月、南砺市福野文化創造センター前

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「スキヤキ」高い満足度 来場者アンケート

北日本新聞(2016年12月29日)

 8月に開かれた南砺市福野地域のワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の来場者へのアンケート結果がまとまった。来場2回目以上の人が60%以上を占め、リピーターが多いという特徴が浮かび上がったほか、関東や関西など広域的なエリアから集客している実態もうかがえた。

 アンケートは、実行委員会(橋本正俊実行委員長)が8月26~28日の会期中、来場者510人から集めた。来場回数が2回以上の人が64%を占め、「毎年来ている」と答えた人も24%に上った。感想について「良かった」と答えた人が94%に達し、高い満足度がうかがえた。

 南砺市外からの来場は62%。県外から来た124人の都道府県別の内訳は石川の28人をトップに、東京の15人、神奈川と大阪の各10人が続き、ファンの裾野の広さがうかがえた。

 実行委によると、東京公演などを通じて全国的に知られるようになり、ワールドミュージックの本場として注目度が高まってきたことが大きな要因とみられる。ブラジル北東部の音楽「マラカトゥ」のワークショップを県内外で開き、パレードに参加してもらうなど、市民参加型の趣向を取り入れていることも集客につながっているという。

 橋本実行委員長は「宿泊する人が増え、地元経済への波及効果につながればいい」と期待を込める。来年は8月25~27日に開催。北日本新聞社共催。

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