富山市八尾町の福島おわら保存会(宮島章司会長)は11日、同町中心部の11町にある保存会のトップを切って、同市八尾町福島の福島第二区公民館で初稽古を行った。
各町内にあるおわら保存会は、毎年9月1~3日に同町中心部で行われる「おわら風の盆」に向け、1年を通じて腕を磨いている。
この日は、福島おわら保存会の会員約50人が参加した。地方(じかた)衆は掛け声に合わせて演奏をスタート。囃子(はやし)と太鼓が全体の調子を整え、哀調を帯びた胡弓(こきゅう)と三味線の旋律に、歌い手が味わい深い唄を乗せていった。
途中から踊り手も加わり、ゆったりとした所作を見せた。