富山市ガラス美術館(渋谷良治館長)と市図書館(清水孝夫館長)が入る富山市西町の再開発ビル「TOYAMAキラリ」の開館以来の来館者数が27日、100万人を超え、節目の来館者を祝った。
100万人目となったのは埼玉県川越市のガラス作家、内田かおりさん(43)。同美術館で、ガラス作品の色の組み合わせや素材、表面処理の方法への理解を深めようと、夫の弘幸さん(49)と訪れた。
清水館長が「今後も魅力ある運営に努めたい」とあいさつ。両館長が認定証や図録、キラリを設計した隈研吾氏が監修したガラスの器「キクズ」などを贈った。内田さんは「富山空港にも有名な器が飾られており、美術館の作品を楽しみにしてきた。ゆっくりと見て回りたい」と話した。
キラリは旧富山大和の跡地に一昨年8月オープンした。来館者数はカフェや土産店の利用者を含み、施設内にある富山第一銀行本店の来店客を含まない。