氷見市の山間地にある床鍋地区で3月12日、有料のわら細工体験教室と里山料理を楽しむイベントが開かれる。80歳前後の女性たちが担っているわら細工製作の後継者育成に向け、興味を持ってもらおうと、同市のNPO法人速川活性化協議会が開催する。PRポスターを作り、参加者を募っている。
体験教室は今回で4回目。市地域おこし協力隊の稲垣信志さん(47)が企画した。
当日は「藁(わら)工房床鍋」のメンバーが作業場で指導し、「亀」の形に仕上げる。昼食ではしし汁や漬物、コイの刺し身などを味わう。「床鍋鉱泉」での入浴もある。
同市のデザイナー、ハヤカワサオリさんがポスターを手掛けた。市内外に1000部配布、掲示する。藁工房床鍋副代表の有坂ヤイ子さん(83)は「わら細工に関心を持ってもらい、後継者を増やしたい」と話している。
参加費は大人3000円、学生1500円(食事、入浴、お土産付き)。申し込みは稲垣さん、電話090(1851)8441。