福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラスに設置されたアイススケート場「すまいるスケートハピリンク」で11日、バレンタインイベント「恋するハピリンク」が始まった。五輪選手を輩出しているフィギュアの名門・関西大アイススケート部の男女3選手のショーがあり、華麗な演技で観客を魅了した。
バンクーバー冬季五輪銅メダリスト高橋大輔さんを育てたコーチに師事する湯浅諒一さん(3年)と澤井梨紗さん(同)、本田真凜選手のコーチに学ぶ安原綾菜さん(2年)が出演した。いずれも全日本選手権出場に必要なバッジテスト(競技能力検定)7級を持つ実力者で、スケートファンの注目を集めた。
それぞれ臨んだショートプログラム(SP)の演技では、リンク全体を使ってスピード感あふれるスピンやジャンプを披露。高い表現力で観客の心をつかみ、大きな拍手が沸き起こった。
3選手合同の演技はバレンタインに合わせ、テレビドラマで人気を集めた「恋ダンス」をアレンジ。笑顔いっぱいの軽快なダンスで親子連れらを楽しませた。文殊小4年の岡井新君は「目の前で見られて迫力があった」と話し、家族とスケートを満喫していた。
イベントは市の第三セクターまちづくり福井の主催で、14日まで。名前に「愛」が入っている人らへの滑走料の割引サービスがあり、温かいチョコレートドリンクなどを販売する。12日正午からは梅酒デザートが振る舞われる。