3月19、20日に南砺市宮後(井口)のいのくち椿(つばき)館などで開かれる「南砺いのくち椿まつり」を前に「春待ちのつばき展」と題した企画が17日、同館で始まり、多彩な品種を紹介している。19日まで。
市内愛好家でつくる同館つばき愛好会(高田榮一会長)メンバーらが室内や温室などで育てた65品種70鉢を出品。直径十数センチの花が鮮やかな「石鎚(いしづち)」、白や黄みを帯びた花びらが重なる県産の「雪灯籠」などが並ぶ。
南砺市安室(井波)の愛好家宅で発見され、日本ツバキ協会(東京)によって昨年4月に新品種登録された「藍信義(あいのぶよし)」も展示。青紫色のつぼみが楽しめる。多彩な模様が刻まれた大小のヒョウタンもある。
最終日の19日午後1時半から、同館名誉館長で同協会長の箱田直紀さんが「椿の仲間と里づくり」と題して講演する。