福井市は4月から、市内11の市観光・文化施設の共通観覧券を発行する。1日券、3日間券の2種類を予定しており、11施設が巡り放題となる。市は本年度から、観光・文化施設を巡るスタンプラリー「ふくミュー」を実施しており、共通観覧券と合わせて活用していくことで、施設の入場者増を図る。
6日開かれた市会経済企業委員会で説明した。
1日券は1枚400円、3日間券は800円。いずれも常設展が対象で、特別展観覧には別途料金が必要となる。これまでと同様に、70歳以上、中学生以下、障害者は入館料は無料。
「ふくミュー」は市内15施設が対象で、3、8、15カ所目ではオリジナルグッズのプレゼントがもらえる。2カ所目から観覧料・入場料の割引サービスが受けられるが、共通観覧券の発行に伴い同サービスは廃止する。
スタンプラリーを開始した昨年7月から2月末までに約5千人の利用があった。新年度は対象を17施設に増やす。
市文化振興課の桑原浩明課長は「観光客に福井を知ってもらうきっかけにしてほしい」と利用を呼び掛けている。